過去5年の朝日フューチュリティステークスは、近2走とも1600M戦や1800M戦を経験してきた馬が好走しているレースです【3-2-0-5】。


一方で前2走でどちらか1度でも1200M戦を経験している馬が【0-1-0-20】です。たとえばこの傾向だけでも掴んでおくと、もし朝日FSがクワトロランチャやブラックダークホースなどの対象レースとなった場合、選出馬の絞込み条件として役立つのではと思います。例えばですよ?今週の朝日フューチュリティステークスでクワトロランチャの対象レースになったとします。そして選出馬は以下の4頭と仮定します。


ショウナンワダチ
ツィンクルソード
エルカミーノレアル
ベルカント

※これはあくまでもシュミレーションです。念の為。


クワトロランチャの場合、この中から通常は馬体重や乗り替わりなどで買い目を絞込みますが、どうしてもそれらで絞込めない時や勝負度合いを見極めたい時に先のようなデータを用いると良いのではと。例として先に挙げた4頭のうち前2走で1200M戦を経験したのはショウナンワダチ以外の3頭です。よって過去5年【0-1-0-20】という絶望的な除外条件に該当した馬はいくらクワトロランチャといえども単勝では厳しいという判断になります。残るショウナンワダチは過去5年【3-2-0-5】の好走データに該当しますね。また、これ以外にもご自身で参考にされているデータ等があれば、そちらを組み合わせて活用してみても良いでしょうね。


また朝日FSの前日に行われる愛知杯(中京芝2000M)は、中京競馬場の改修によって過去のレース傾向は参考にならない部分が多いです。そういう場合はコースの傾向をみるのも良いと思います。例えば改修後の2012年以降に行われた中京芝2000M戦は8枠が不利です。このコースで8枠で勝利したのは単勝1~6番人気かつ9.9倍以内の馬に限られています。14頭立て以下であればこの条件に該当する人気馬は【5-2-2-8】勝率29.4%連対率41.2%複勝率52.9%単勝回収値174円複勝回収値136円という成績になりますが、15頭以上になると【3-1-6-16】勝率11.5%連対率15.4%複勝率38.5%単勝回収値22円複勝回収値68円。つまり多頭数競馬ではより外枠馬にとって厳しいコースだと判断できますね。




▶ クワトロランチャのレビュー

▶ ブラックダークホースのレビュー

▶ 単撃ロボのレビュー