まだ年末ではありますが、年明けには早速東西金杯が開催されます。競馬商材的に中山金杯の留意点を記載しておきます。



中山金杯の行われる中山芝2000Mは最初のコーナーで外枠の馬が外に振られる為、外枠の馬には大きな距離損が発生します。そして内のごちゃつきが解消されるので内枠が有利になります。中山金杯でも過去5年では7~8枠に入った馬が【0-0-0-20】という成績からも明らかですね。


よって、競馬商材等で選出された馬が8枠に入った場合は逆に消すことで妙味があると判断できます。


例えば今年(2013年)の中山金杯。単撃ロボでは8枠のヒットザターゲットが爆マーク馬(110%超え設定)として選出されていました。


中山金杯2013年


案の定ヒットザターゲットは最初のコーナーで大外に振られることが影響してか10着凡走。このように商材で複数頭の馬が選出された場合、1頭でも馬券にならない馬を見つけられれば中長期的には回収率が向上しますから使わない手はありません。単撃ロボでいえば今年の中山金杯は見送るべきレースだったということですね。


あと中山金杯でいうと馬体重にも注目したいですね。過去5年では500キロ以上の馬が【5-1-1-23】で勝ち馬全てに該当しています。もしクワトロランチャの対象レースであれば、このラインで見極めるのが良いかも。ちなみに馬体重500キロ以上かつ当日単勝5番人気以内の馬は【5-1-1-4】ですのでこの点も気にしておきたいデータです。


シンプルなデータですが、はっきりとした傾向が表れているレースでは過去のデータを活用されるのが良いと思います。穴馬はもともと他馬と比較して能力的に劣るから穴馬になるのであって、そんな穴馬が好走するにはあらゆる条件が整わないと好走できないということだと思います。逆に人気馬は他馬との能力差から、不利な条件でも走ってしまうということで。


一方、京都金杯は中山金杯と同じくこれまで内枠有利でしたが、京都については馬場の良し悪しによる内外の差だという印象です。最近はバーチドレンなどの機械で内を掘り起こして内外の差をなくそうという動きもあることから、2014年の京都金杯が内有利となるのかどうかがなんとも言えないです。


金杯に限らず2014年以降の内枠と外枠の有利不利というのはコースレイアウト(構造)の影響と捉え、過去に有利不利のないコースであれば逆に外枠が有利になってくるのではないかと考えているのですがどうなるでしょうか。。